ネム(NEM/XEM)とは?
ネム(NEM、通貨単位:XEM)は、2015年に誕生した歴史ある仮想通貨プロジェクトで、日本でも人気を集めた銘柄です。独自のコンセンサスアルゴリズム「Proof of Importance(PoI)」を採用し、送金の速さや使いやすさを特徴としています。さらに、2021年には次世代チェーン「Symbol(XYM)」がローンチされ、NEMと合わせてエコシステムを拡大しています。
ネムの特徴
- Proof of Importance(PoI):通貨保有量だけでなく取引のアクティビティも評価。
- 高速・低コスト送金:手数料が安く、数秒〜数十秒で取引完了。
- マルチシグ対応:企業利用に適したセキュリティ機能。
- 日本コミュニティの強さ:初期から日本で大きな支持を獲得。
ネムの仕組み
ネムはPoI(Proof of Importance)を採用し、ネットワークへの貢献度をもとにブロック生成者を決定します。
- PoIアルゴリズム:単なる保有量(PoS)ではなく、送金頻度やネットワーク貢献度を考慮。
- ハーベスティング:保有者が取引承認に参加し、報酬を得られる仕組み。
- マルチシグ:複数人承認が必要な送金に対応。
ネムの歴史
- 2015年:NEM(XEM)が公開。
- 2017年:仮想通貨バブルで価格が高騰、日本で人気化。
- 2018年:コインチェックで約580億円分のXEM流出事件が発生。
- 2021年:次世代チェーン「Symbol(XYM)」をローンチ、NEMと並行稼働。
ユースケースと導入事例
- 送金・決済:低コスト・高速送金で利用価値。
- 企業利用:マルチシグやトークン発行でビジネス用途に活用。
- Symbolとの連携:次世代チェーンでのNFTやDeFi利用。
価格推移と市場動向
- 2017年:仮想通貨バブルで1XEM=200円超えを記録。
- 2018年:流出事件で大きな価格下落。
- 2021年:Symbolローンチ期待で価格が一時的に上昇。
- 2022〜2023年:市場低迷で価格は数円台に落ち着く。
将来性とリスク
- 将来性:Symbolとの連携によるNFT・DeFi活用、日本コミュニティの強さ。
- リスク:開発停滞、競合チェーンの台頭、過去のハッキング事件のイメージ。
ネム(XEM)の買い方【初心者向け】
- 国内取引所で口座開設
コインチェックやGMOコインなどで口座を開設。 - 日本円を入金
銀行振込やコンビニ入金を利用。 - XEMを購入
「XEM/JPY」ペアで購入可能。 - ウォレットに保管
NEM Wallet(Symbol対応)やLedgerで管理。
投資戦略
- 短期投資:SymbolやNEM関連のニュースに合わせて売買。
- 中期投資:NFTや企業導入の進展に期待。
- 長期投資:コミュニティの強さとSymbolエコシステムの拡大を見越して保有。
よくある質問(Q&A)
Q1. XEMとXYMの違いは?
XEMはNEMのネイティブ通貨、XYMはSymbolのネイティブ通貨です。両者は連携して稼働しています。
Q2. NEMは安全?
過去に取引所での流出事件はありましたが、NEM自体の技術的欠陥ではありません。
Q3. 将来性はある?
EthereumやSolanaに比べるとシェアは小さいですが、日本のコミュニティとSymbolの存在が支えになります。
まとめ:ネムは「日本に愛された歴史ある仮想通貨」
ネム(XEM)は、日本を中心に人気を集めた歴史ある仮想通貨です。過去に大きな事件を経験しながらも、Symbolとの連携によって新たな展開を見せています。競合が多い中でも、コミュニティの強さと実用性を武器に今後も一定の注目を集めるでしょう。
草コイン投資の中でも「歴史とコミュニティ」を重視したい人にとっては、検討に値する通貨です。
参考リンク集
- NEM公式サイト
- Symbol公式サイト
- 各種仮想通貨ニュースサイト
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